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雪の重みで空き家が倒壊!雪の危険性について再認識しよう

その他  2018年04月16日

毎年のように発生している「雪の重さによる家屋の倒壊」、今年も新潟県三条市で発生してしまいました。

今回は雪の危険性について再認識するために、雪の重さや倒壊のメカニズム、雪災や雪害に利用できる保険、雪で倒壊させないための対策などをまとめています。

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雪の重さで家屋は倒壊するのか?

雪の重さによって家屋が倒壊する…考えただけでも恐ろしい状況ですが、実際に毎年のように雪による家屋の倒壊が発生しています。

三条市の家倒壊事例

2018年2月6日、新潟県三条市では屋根に積もった雪の重みで空き家1軒が倒壊したというショッキングなニュースが流れました。

空き家のため幸いけが人などはいなかった模様ですが、2階建ての木造家屋が見るも無残に倒壊してしまった様子は、私たちに改めて雪の怖さを知らしめる結果となりました。

雪の重さとは?

ところで、雪の重さはいったいどれくらいなのかご存知でしょうか?

新雪、締まり雪、ザラメ雪など雪の状態によって重さが変わってくるのですが、たとえば積もってまもない新雪の場合、1立方メートル(m3)あたりなんと150kgにもなると言われています。

積雪が続くことで圧縮されていき、締まり雪となりますが、そうする重さが増して500kgにもなると言われています。

水1立方メートルの重さが1トンですので、締まり雪はその半分程度の重さになる訳です。

さらに、一度融けて再度凍ったため非常に細かな氷の粒が固まった状態のザラメ雪にあっては700kgほどにもなると言われています。

外気温の影響や、どれくらい降雪が続いているのか、途中で融けたり雨が降ったりしたかどうかなどによって重さが変わってきますので一概には言えませんが、およそ上記のような重量になると思っておいて間違いないでしょう。

たとえば100平方メートルの屋根の上に1mの雪が積もると、およそ50トンもの重さになるのです。

これでは重みで家屋が倒壊してしまうのも頷けます。そのため、特に豪雪地帯に住んでいる方々は雪下ろしをしたり屋根の形を工夫したりといった雪対策を講じているのです。

倒壊のメカニズム

続いて、雪によって家屋が倒壊してしまうメカニズムについて解説していきます。

少し前の研究になりますが、防災科学技術研究所が行った実験によって、雪による家屋倒壊のひとつの原因となっているメカニズムが解明されています。

まず、前述のように屋根そのものに積もった雪それ自体がかなりの重量になることも家屋倒壊を招く原因のひとつですが、さらに怖いのは降雪が続き、屋根の雪と地上の雪が繋がった場合です。

屋根雪と地上雪、両者が繋がることで家屋には屋根雪のみならず地上雪の荷重もプラスされてしまうのです。

積もった雪は自らの重さで圧密していく訳ですが、その時に屋根を引きずり降ろそうとする力が働くため、荷重に耐えられず倒壊してしまうという危険性が非常に大きくなります。

また、降雪後に暖かい日がやってきて雪が少し融け、その後に寒波が再襲来した場合、融けた雪が固まりザラメ雪のような状態になるため、屋根雪と地上雪との連結部分の強度が増し、それがさらに家屋の倒壊を招きやすくなることも分かっています。

防災科学技術研究所の実験については、プレス発表資料「雪の荷重による家屋倒壊のメカニズムを解明」(pdfファイル)に、グラフや写真入りで詳しく解説されていますので、ぜひご覧ください。

雪の重さで倒壊する可能性がある建物とは?

雪の重さで倒壊する危険があるのは家屋だけではありません。

カーポート、車庫、ガレージ、駐輪場、屋根付きのバス停、ビニルハウスなど、とにかく屋根のあるあらゆる建物に倒壊の可能性が潜んでいます。

NAVERまとめ関東の記録的大雪!倒壊しまくる「カーポート・ガレージ」についてツイート(2014年2月15日)

数年前に関東を襲った大雪ですが、このようにカーポートやガレージ、駐輪場などの倒壊が相次いで発生しました。

積雪量が関東の比ではない新潟県などの豪雪地帯では、こうした家屋以外の倒壊の可能性はより大きなものとなります。

カーポートと駐輪場

カーポートの雪に対する強度は、一般的なもので20cm程度、そこそこ積雪量がある地域のもので50cm程度、豪雪地帯のもので1m程度と言われていますが、柱が片側にしかない場合などは非常に弱くなります。

たとえば三協アルミの豆知識のページでは、奥行き5m×間口約2.7mのサイズのカーポートに30cmの雪が積もった場合の荷重を次のように算出しています。

新雪 約1.2トン
締まり雪 約2.0トン
ザラメ雪 約2.8トン

このように、見た目の印象とは裏腹に、想像を超える荷重がカーポートにかかっていることが分かります。

柱が両側にあり屋根がアーチ状になっていて雪が自然に落ちる構造になっているカーポートでも倒壊した例は数え切れません。

また、駐輪場もカーポートのように簡易的な構造になっていることが多いため、カーポートと同じかあるいはそれよりも早い段階での雪下ろしが必要になってきます。

車庫、ガレージ

車庫やガレージはカーポートより頑丈に造られているケースが多いため、カーポートや駐輪場などと比較すると比較的倒壊のリスクは低いと言えますが、そうは言っても倒壊しない訳ではありません。

ガレージの強度、大きさ、支柱の有無、雪質、積雪量、外気温などさまざまな条件に影響を受けますが、中には30cm程度の積雪で倒壊してしまうガレージや車庫もあり、有名メーカー無名メーカー問わず注意が必要です。

ガレージや車庫の耐雪強度を確認しておくことはもちろん、必要に応じて支柱を設置したり、早めに雪下ろしをしたりするなどの対策を検討しましょう。

カーポート、車庫、ガレージは、その下に車が停めてあるケースがほとんどです。

倒壊したタイミングで車も押しつぶされた場合、修理費用(最悪の場合は買い換え費用)に加えて、カーポートや車庫の修理費用(または撤去・建て替え費用)などが必要になりますので、早めの対策が求められます。

また車など“モノ”であればまだしも、誤って家族が押しつぶされることのないよう、十分に配慮しながら作業を行うことも心がけましょう。

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ビニルハウス

一般的なパイプで造られたビニルハウスは20cm程度の積雪で倒壊するリスクが高くなりますが、メーカーなどによっても異なりますので、事前に自身が使っているビニルハウスの耐雪強度を調べておくことが大切です。

必要に応じて、積雪の前にパイプや木材、竹などを使って3~4m間隔で中柱を設置し、棟パイプにしっかりと固定するなど早めの対策が必要です。

このように、家屋に限らず屋根がある建物には雪による倒壊の可能性が潜んでいます。

最悪のケースを回避するためにも、早い段階で雪下ろし等の対策が非常に重要になってきます。

雪害に備えて保険への加入も検討しよう

雪による倒壊に備え早めに雪下ろしを始めたり、支柱を設置するなどの工夫を施しても雪下ろしが間に合わなかったり、一晩のうちに積雪量が一気に増えたりすることで倒壊してしまう可能性があります。

雪による建物の被害、車の被害などに利用できる保険もありますので、ぜひチェックしておきましょう。

まず、雪による建物への被害に対しては、火災保険で補償されるケースがあります。火災保険に「雪災補償」が付帯しているかどうかを確認しておきましょう。

たとえば

  • 雪の重みで屋根が損傷してしまった
  • カーポートや物置が雪の重みで倒壊してしまった
  • 屋根から落ちた雪で屋外に設置した給湯器が故障してしまった
  • 雪の重みでアンテナ、雨樋、太陽光パネルなどが破損してしまった
  • 外に積もった雪のせいで室外機が故障してしまった
  • 隣家の屋根から落雪して自宅の窓ガラスが割れてしまった

などという場合、火災保険で補償されることがあります。

逆に

  • 自宅の屋根からの落雪で隣家の壁などを損傷させてしまった
  • 雪の重みでカーポートが倒壊し車のフロントガラスが割れてしまった

などのケースは火災保険では補償されない可能性が大きくなります。

火災保険の補償範囲や条件については保険会社ごとに異なりますので、詳しくは契約している(契約しようとしている)保険会社に確認しましょう。

次に、雪によって車が被害を受けた場合に利用できる保険について見てみましょう。

  • カーポートが倒壊して車のフロントガラスが割れてしまった
  • 積もった雪の重さで車の屋根がへこんでしまった
  • 屋根からの落雪によってボンネットがへこんでしまった

このような場合に補償が適用されるのは車両保険です。車両保険とはいわゆる任意保険の一種で、車両そのものが被害を受けた時に利用することができます。

ただし、火災保険と同様に、車両保険で補償される範囲や条件などは保険会社ごとに異なりますので、詳しくは契約している(契約しようとしている)保険会社に確認しましょう。

保険を使う事態にならないことが最善ですが、雪による被害は入念に準備をしていても、いつ誰に起こるか分かりません。

万が一に備えて雪に対する補償が付帯する火災保険や車両保険に加入しておくことも検討しましょう。

雪で家を倒壊させないために必要な事

雪で家屋をはじめとする建物を倒壊させないために必要なこと、それは何と言ってもやはり「早めに雪下ろしをすること」です。

積もれば積もるほど雪の重みが増すのはもちろんですが、雪下ろしの際の負担が全く違います。

雪下ろしの回数が増えることは確かに大変なことですし、またそこまで時間に余裕がない方も少なくないと思いますが、積もらせすぎた雪の下の方は固くなっていますので余計大変になったり、一度では下ろしきれず2段掘り、3段掘りと何度も行わなければならなかったりなど負担が大きくなってしまいます。

「もう少しくらい大丈夫だろう」というタイミングで雪下ろしをしておくことが大切です。

また、雪下ろしの道具にはスノーダンプを使用することが多いと思いますが、できればある程度高価なものを購入しておいた方が、やはり疲労度や効率の面からも良いでしょう。

1万円を超えてしまいますが<a h「クマ武ステンレススノーダンプ」などが人気のようです。

また、冒頭でご紹介した新潟県三条市の雪によって倒壊した家屋は“空き家”だったことが分かっています。

空き家は、人が生活をしなくなった途端に老朽化や陳腐化が一気に進み、少量の雪で倒壊してしまう可能性があるなど、ただでさえ倒壊の危険性があるうえ、適正に維持管理されていないことがほとんどで、雪下ろしが全く行われていないケースも決して珍しくありません。

今回の新潟県三条市の事故では幸いけが人などがいませんでしたが、タイミングが悪ければ周辺住民が下敷きになってしまったり、隣家に被害が及んでしまったりする可能性は大いに考えられます。

特に近年、空き家問題は日本全国で深刻化しています。

雪による空き家の倒壊のリスクは新潟県に限らず、日本全国にあるということを覚えておきましょう。

空き家の所有者が適正に維持管理することは大前提ですが、もし所有者不明の空き家が近隣にある、という場合は早めに自治体にその旨を連絡し、代執行など何らかの対策を講じてもらうよう要請することをおすすめします。

そして、もし空き家を抱えているという方は、近隣住民を巻き込んで被害を出さないためにも適正な維持管理に努める、解体などの措置を検討するなど対策を講じることが求められます。

全国初!新潟県で運用「雪おろシグナル」を活用しよう!

今回は雪による倒壊について解説を進めてきましたが、最後に新潟県にお住いの方にぜひ活用してほしい「雪おろシグナル」をご紹介して終わります。

「雪おろシグナル」とは、防災科学技術研究所と新潟大学、そして京都大学が共同で開発した積雪重量分布情報のことで、2018年1月9日1時より日本で初めて運用が開始されたサービスです。

「雪おろシグナル」

何と言っても特徴は積雪量だけでは分からない“積雪荷重”を知ることができる点です。

これによって「まだ大丈夫だろうと思っていたけど意外と積雪荷重があり、油断している間に倒壊してしまった」などのリスクを回避することができます。

「雪おろシグナル」の詳しい情報や使い方などについては、プレス発表資料積雪時の雪下ろしの判断に役立つ「雪おろシグナル」(積雪重量分布情報)が新潟県で活用開始へをご覧ください。

早めの対策を講じて、雪による倒壊ゼロを目指したいですね。

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